コロナによる緊急事態宣言が出され
それでも毎日1000人以上の感染者の報告がテレビで放送されています。
次女が生まれたのは2020年3月。
コロナ騒ぎがだんだんと現実味を帯びて感染対策も本格化してきたころで
望んでいた立ち合い出産も、産後の面会も叶わず
出産後初めてパパに会えたのは退院するときでした。
お正月も終わり、成人の日を絡めた三連休の初日の夕方。
自宅でTVを見ていた娘を抱き上げた際に、娘の体が熱いことに気づきました。
部屋が乾燥して風邪ひいたかな?
昨夜布団を蹴って寝ちゃったかしら?
ちょっと前まで機嫌よく遊んでいたのでそこまで重く受け止めずに
体温計で熱を計ってみました。
「ちょっと熱いかな、お熱計ってみようか」
ピ ピ ピ・・・
わきの下で測るタイプですが、15秒で測れる体温計。
じっとしていない子供には便利です。
体温をみて思わず二度見。
【39.4℃】
その後、3回計るも、一番高いと39.8℃にまでなりさすがに焦りました。
二か月前にやった突発性発疹の時にも41℃前後と高熱を出してぐったりしていたので
多分熱が上がりやすいタイプなのかも…
でも今日は3連休の初日。
しかも夕方18時近くでかかりつけの病院はやっていない。
だんだんぐずるようになってきたため前回もらっていた
カロナールシロップ(解熱剤)を飲ませてひとまず寝かせることに。。。
その後20時頃には37℃代に熱も下がっていたため安心しましたが念のため
#8000へ電話し状況を説明して受診について相談。
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#8000とは厚生労働省が行っているこども医療でんわ相談のこと。
休日や夜間にこどもの体調などで不安があるとき
担当の小児科医師や看護師に電話で相談をすることができるのです。
全国どこから電話してもお住まいの相談窓口に電話が転送されるので
最寄りの病院や休日診療を行っている病院の相談に乗ってもらうこともできます。
まさか自分が利用するとは思わなかったけど
以前パンフレットをもらって知っていて良かったぁ。
まぁネットで検索しても大体のことはわかるけど
ちゃんと今の自分の子の状況を医師や看護師に相談できるのは心強いです。
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この時のアドバイスとしては下記のことを言われました
- 熱が高いので万が一熱性けいれんを起こした場合の対処方法
- 万が一けいれん起こした場合は何か他の病気の可能性も否定できないので病院にかかったほうがいいというアドバイス(心配な時は救急車もOK)
- 連休中の診療可能先を案内できるから何かあったらまた電話して
深夜0時 再び熱が40度に!!!
夕方からちょこちょこ起きてはいたものの
母乳はちょこちょこと飲めていました。
さすがに離乳食を食べるのは嫌がりましたが
ヨーグルトなどは冷たくておいしかったのかいつもより少なめではあるけれど
ちゃんと食べれてたのですが・・・
ただ大好きな「赤ちゃんせんべい」はほんの少し食べる程度・・・
やっぱり体調はよくなさそう。。。
様子を見ながら過ごしていた深夜0時頃。
寝ていた娘がぐずりなきをし始めた時にはまた熱が40℃を超えていました。
前回の座薬から6時間経過。
水分を取るのも嫌がる様子を見せたためこの時は座薬を入れることに・・・
翌朝、休日診療所へ
ネットで区内の休日診療をやっている担当小児科医を探して受診することに。
とても優しそうなおじいちゃん先生が診てくれましたが
「喉も腫れていないし、2回目の突発をやる子もいるからねぇ・・・突発かなぁ」
「突発だと熱下がって発疹でないとわかんないんだよね」
「座薬一応出しとくから」
子どもの特に乳児の熱にはあまり薬を処方されないことが多いとは聞いています。
ー 熱が出るのは体が菌と戦っているから ー
よく聞く言葉ではあるけど
親としてはそれでも熱で苦しんでる子供の姿はつらく早くどうにかしてあげたい。
多分そんな思いで病院に行かれることが多いと思います。
でも結局座薬もらうだけだったので、
なんとなく不安を抱えたまま帰宅することに。。。
帰宅する際、時計の針はちょうど12時を指していました。
下がらない熱。はじめての痙攣・・・
帰宅してから座薬を使うも熱は一向に下がらず。
ずっと40度前後。
大好きなリンゴジュースは少しだけ飲むものの
母乳も2~3分吸って終わり、また少ししてちょっと飲んで…という感じでした。
熱で辛くて寝れないのでしょう。
ぐったりした体は熱く足の付け根にはった冷えピタもすぐあったかくなってしまいます。
それでも抱っこしてゆらゆらするとなんとかウトウトして寝そうになるけど
またぐずってしまうという繰り返し・・・
その時です。
うなるような苦しそうな声で
「うー うー うー」といった娘の様子がおかしい・・・
名前を呼んでもこっちを見ない。
手足が震えだして、目の焦点が合いません。
「あ。」
と思った時には目が白目になり手足の硬直が始まりました・・・
けいれんです。
実は20歳離れている長女が小学校のころ「小児てんかん」と診断されたことがあり
何度か発作でけいれんを経験しました。
なのでその際の対処方法はわかっていたつもりです。
ただ次女はまだ9か月の赤ちゃん。
小学生とは違います。
正直とっても焦りましたし、怖かった・・・
実家の母が一緒にいてくれたことがまだ幸いで冷静さを保つことができました。
なぜならおばあちゃんの方がテンパるから。
自分以上に焦っている人がいると私の性格的に冷静に対応ができるのかもしれません。
以前長女のかかりつけ医から
てんかんやひきつけを起こした際の注意事項として聞いていたのは
- 体をゆすったり抱きしめたりしない
- 近くで大声をださない
- 嘔吐する場合吐しゃ物がのどに詰まることがあるので横を向かせる
- 何分くらいの痙攣でどんなふうに痙攣をしたのかよく見ておく(両手なのか片方だけだったのかとか)
- お母さんの不安はすごく伝わりやすいから「大丈夫だよー、ここにいるからねー」など優しく声をかけてあげるように努める
やっぱりおばあちゃんは娘の体をゆすって名前を大きな声で呼ぼうとしていたので静止しました。
人間の本能なんですかね。
とっさに「〇〇〇ちゃん!大丈夫?!!〇〇〇ちゃん!〇〇〇ちゃん!」ってなってました。
状態としては
- ほぼ2分間の痙攣
- 両手足の震えからの硬直
- 唇のチアノーゼ
前日に#8000で聞いていたように初めてのひきつけだったので念のため
救急病院へ行くことにしました。
翌日近所のかかりつけのお医者さんへ
その日はほぼ寝ることもできずにずっと子供に寄り添っていました。
夜中にいれた座薬が効いたのか、明け方までぐっすり寝れていて一安心・・・
朝は37.5℃まで熱が下がっていました。
「お医者さんが言っていたように二回目の突発性発疹だったのかな・・・」
そんな風にも思い始め熱が下がり始めたのでお腹や太ももなど発疹が出ていないかをちょこちょこ見るようにしていました。
午前11時。
寝ていた娘の顔を見ると赤くなっていました。
慌てて熱を計ると40℃。熱がまた上がってきました。。。
座薬ももうないため、いつものかかりつけの小児科へ予約を入れ受信することにしました。
病院へ着くと熱が高いことから別の部屋に通され隔離されました。
こんな時期なので仕方ありません。
待つこと10分、いつもの先生から
「熱が高いから一応インフルやコロナのPCR検査もやってみましょう」とのこと。
もちろんお願いすることにしました。
結果はすべて陰性。
食事があまりとれていないことや高熱が続き脱水が心配なので
点滴を受けに来ることをお勧めされ一緒に血液検査もしておきましょう、と。
初めての点滴に大泣きしてるわが子を抱きしめ
なんとか寝かせようと必死になっているころ検査結果が出ました。
白血球の数値が異常値なこと
おしっこの検査もすぐにした方がいいこと
(たしか詳しい〇〇というのが通常だといくつなのに今このぐらいありますみたいな説明を受けましたが正直覚えてません・・・。泣き叫ぶ子供の声で聞こえなかったというのもありますが (-_-;))
抗生剤を使って入院して治療が必要なのですぐに準備をして大学病院へ連絡するので
連れて行ってくださいと言われました。
尿路感染症の疑いがあるとのことでした・・・
尿路感染?おしっこの病気???
なんにもわからないまま、とにかく早く病院へ行こうと思い
1日分の私の着替えと2日分程度の子供の着替えやバスタオルなどをかばんに詰め込み車で病院へ向かいました。
点滴して1日程度で帰ってくるだろうと思っていたんです。
なので、正直何をもっていけばいいのかわからない・・・
おむつでさえ10枚程度持っていけばいいのかなって感じでいました。
まさか二週間の入院になるなんてこれっぽっちも思っておらず、ただ
「早く子供の熱を下げてくれる病院へ連れて行ってあげたい!」それだけだったんです。