最近では、私たちのように両親共に日本人であっても、子どもをインターナショナルスクールに入学させるケースが増えてきたようです。
日本でもグローバル化が進んで海外の人を見ない日はなくなりましたもんね。
※私の子供の時(約30年前!)とは雲泥の差です。住んでいる地域にもよるかもしれないけど(一応都内)ハーフの子や海外の人がやっぱり珍しかった!
そこで今回は、私が感じたインターナショナルスクールにおけるメリットとデメリットをお話します。
子どもをインターナショナルスクールに進学させようか悩んでいるという方の参考になればと思います。
そもそもインターナショナルスクールとは?
インターナショナルスクールとは、簡単に言えば様々な国籍の子どもたちが通う学校であり
英語で教育が行われる日本国内の教育施設。
両親の海外赴任などで在日しているため子が通う学校のことを一般的にこう呼びます。
その為外国のカリキュラムを使った授業が英語で行われています。
インタースクールのメリット
- 国内にいながら生きた英語が身につく!
- 日本とは異なる文化について知ることができ国際的な視野を得られる!
- 海外の大学に進学する道が開ける
- 主体性が育つ
国内にいながら生きた英語が身につく!
日本の学校でも英語教育は行われているとはいえ、英語力を高めるにはやっぱり普段から日常的に話すこと。
といっても私たち夫婦は娘を外国人にしたいわけではありません。
ネイティブと話すときに躊躇なく会話を楽しめる程度の英語力を身につけてほしいな、と思っています。
こんな風に考えた時、英語力のある親御さんなら自宅での会話で対応できるのかもしれません。
でも残念ながら私は超絶英語が苦手・・・。
日本ではまだまだ、幼少期から英語を身に付ける機会はほとんどない。
そして片言ずつやっと話せるようになってきた時期に、生の英語のシャワーを聞けるなんてすごい魅力的♪
小さいうちから英語環境に身おいていくと、大人になった時に英語で苦労せず社会へ出ていけるので
子どもにとって大きなアドバンテージになると思いました。
日本とは異なる文化について知ることができ国際的な視野を得られる!
国際社会に必要なのは、英語力だけじゃないですよね。
世界には様々な文化や慣習があり、その多様性を理解していけることが大事だと思います。
でも日本では正直同一民族の割合が多いので、日常生活でそのような多様性を感じられる機会はほぼないんじゃないかなぁ。
小さい頃から海外経験が豊富な子が多かったり、多国籍なため「見た目で判断」するようなことはありません。
肌の色が違っても、瞳の色が違っても子供たちは純粋に遊びたい子と遊びたいように遊びます。
常に子どもにいらない偏見を持たせてるのは親世代やその上の大人たちです。
万が一英語教育に挫折する日が来ても早いうちから国際感覚を身に付けることは、決して無駄にはならないと思っています。
海外の大学に進学する道が開ける
これはメリットとしてあげましたが、正直私たち夫婦としては進学については必ず行ってほしい!とは思っていません。
というのも、私も主人もたいした学歴ないんです・・・苦笑
そもそも私なんて勉強嫌いだったので、高校の受験でさえ試験を受けるのが嫌で嫌で都立受験を断念!
面接で受かるように内申点を上げて私立校への単願推薦取ったくらいですから・・・💦
日本の教育だったり学校ってものに魅力も感じていないのも事実。
みんな一緒がいいなんてことないし、事実社会人になってお金を稼ぐ力とはあんまり関係なかったんじゃないかと思います。
(もちろん、官僚とかお医者さんとかなら別ですけど)
これはあくまで我が家での考え。
だから行きたいなら行けばいいって程度。
その行きたいって時の選択肢の中に国内だけじゃなく海外の大学や進学先があったらもっといいよねって思います。
主体性が育つ
様々な国籍の子が多いこともあり個性を尊重し、主体性を高める教育が多いインターナショナルスクール。
日本の多くの学校で見られるような厳しい校則はなく
子どもの自主性を高めるような内容の授業が多いのも特徴かもしれません。
ナサリ―でさえ自分で考える力を養う授業が多くあります。
正しいことを教えるんじゃなく、どうやってみたらいいかを考えようみたいな感じかな?
勉強だけでなく様々な能力を伸ばす機会が多く与えられているところも、大きなメリットの一つだと思います。
インタースクールのデメリット
ただし、実はしっかりデメリットもあります。
- 国内での進学にこまる場合がある
- お金がかかる
- 日本語と英語が両方中途半端になる
- 近所の友達と遊ぶ機会が減る
国内での進学にこまる場合がある
インターナショナルスクールは学校教育法に定められた学校ではないため国内の義務教育とは別物。
義務教育を受けていないと判断される場合があります。
そうなると国内大学の受験資格を得られない可能性があり困ることもあります。
せっかく高校までインターナショナルスクールに通って卒業しても、行きたい大学が国内の場合受験資格がないとなると問題かもしれません。
お金がかかる
親として一番大きなデメリットは、高額な学費ですかねぇ・・・
特に小学校以降!!
公立小学校の学費が無償化されていることを考えると、大きな出費になると思います。
スクールにもよりますが大体通常の学費だけで年間150~200万円ほどと言われています。
一方公立の小学校に通えば、学費は一切かからない・・・
インタースクールは年間を通してイベントも多いので学費以外にも行事で必要なものを揃えたり、様々な費用がかかります。
それにスクール以外にも習い事もさせますよね!
そうなると経済的な負担がより大きくなることは予想されます。
・・・頑張って働かなくては!!!
日本語と英語が両方中途半端になる
インターナショナルスクールに通っている間は、原則英語しか話しません。
逆にインターナショナルスクールに通っていない子供たちは、1日中日本語を話しています。
日本語と英語が両方中途半端になることを「ダブル・リミテッド」のリスクと言います。
ダブル・リミテッドとは、日本語も英語もネイティブレベルにはならず、中途半端な状態になってしまう状態のこと。
ひどい場合だと、高校生なのに小学生レベルの日本語しか話せないようなケースもあるそうで・・・涙
インターナショナルスクールでは、必ずしも母国語である日本語(国語)の授業が毎日あるとは限りません。
通常の日本の小学校に通う子に比べると、日本語力が十分に育たなくなる可能性はあります。
私は「英語だけはなせればいい」とは思っていません。
日本語と英語両方を話せるようになってほしいっていうのが本音。
英語を習得することだけ考えてしまうと、母国語である日本語がおろそかになるのはすこーし心配。
自宅やそれ以外では日本語教育のフォローが必要になるといえます。
近所の友達と遊ぶ機会が減る
インターナショナルスクールに通う場合、大体が自宅の近所ではない場合が多いかと思います。
そうなると小学校の学区が同じ近所の友達との関係は少なくなってしまうかも。
ただ、これはインターナショナルスクールに限った話ではありません。
小学受験や中学受験をする場合にも同様の問題はあるはずです。
公立の学校以外に子供を通わせたいのであれば、この問題は仕方ないことだと思います。
逆に近所以外でたくさんのお友達がいるっていうのがメリットでもありますもんね。
これが実際に私が思ったインターナショナルスクールのメリット・デメリットです。
英語や国際感覚を身に付けられることが魅力のインターナショナルスクール。
費用がかかることや、母国語学習が疎かになる可能性があることなど、デメリットがある点も念頭に置いておく必要はあります。
子どもをインターナショナルスクールに進学させたいという親御さんは、メリット・デメリットを理解した上で
本当にスクールが子どもに合っているのかどうかをじっくり考えて検討されるのをおすすめします。