12週になるのを待って先日NIPT「新型出生前診断」を受けてきました。
43歳での妊娠。嬉しいのはもちろんですが、やっぱり不安な面もあります。
一番の不安は染色体異常での妊娠・・・。
このことに関してはいろんな方の沢山の意見があると思います。
もちろん、ダウン症の子がかわいいのもわかっています。(以前、身近にダウン症BABYがいましたがいつもニコニコで本当にかわいかった♡)
ただ、年齢に可能性やダウン症になる確率が高くなるのは間違いのない事実。
35歳以上は高齢出産と言われている中、私の場合は超高齢出産であるわけで42歳以上で妊娠できる確率は5%未満だとさえ言われています。
42歳以上の出産によって生まれてくる赤ちゃんが障害を持つ確率は、1/42。
それ以上ともなれば、高い確率で障害を持つ可能性が高く、高齢出産を決意したのであれば何らかの障害を持つ可能性が高いことを念頭に置くべきだとの記事もありました・・・
この記事をみてショックでした。
42歳以上の高齢出産によって生まれてくる赤ちゃんがダウン症になる確率は、1/64以上。
私の年齢だと1/50~1/38ともいわれています。
高齢出産での第三子を妊娠するということ
私の場合は、長女と次女の年齢が20歳も離れているので特殊ではありますが
高齢出産での第二子妊娠した場合・・・と同じように考えていただいていいのかな、と思います。
今回の妊娠で不安になったことはこんな感じ
- お腹の子の先天性疾患
- 流産のリスク
- つわりなど体調不良時の育児や家事
- 妊娠中の前置胎盤などの合併症リスク
母親の年齢が高くなればなるほど、子どもが先天性疾患を持って生まれてくる確率や、流産のリスクが高くなる。
さらに妊娠中の合併症を起こすリスクも加わります。
でも三歳の次女の育児もあるので必然的に家族にサポートしてもらいながら、家庭と自分のケアをしていく感じになるかと思います。
実際、今回の妊娠ではすでにつわりが前回よりもきつくキッチンにたてない時期がありました・・・
娘のランチ(インタースクールはお弁当です)は、冷凍食品なども使ってなんとか作っても
その後はリビングのソファーから動けず1日が終わる…ってことも多かったです。
長女は現在一緒には生活しておらず、パパと次女との三人暮らし。
たまーに休日になるとひょっこりと長女が現れますが、遊びに来たといった感じ。
本当につわりが辛いときに、パパが家事も育児もがっつりやってくれて感謝しまくりでした。
もし、妊娠中の合併症などで治療や入院が必要になったらどうしよう・・・
その時は次女のりーちゃんは誰が見てくれるかな・・・
うまく行っても、りーちゃんの学校もあるし産後は里帰りはできないかな・・・
そんな心配が頭をよぎることは多々あったのでした。
体力の衰えは避けられない問題。
りーちゃんを出産した後は1か月くらい実家でお世話になりました。
それでも3時間ごとの授乳や夜泣き、急な発熱などがありましたが実母が食事から洗濯までお世話してくれて
何かあれば相談に乗ってくれたりもしたのでとても助かりました。
幸い無痛分娩のおかげで産後の体力が戻るのも早かったです。
そこからさらに4年近く経っての出産。
やっぱり体力は落ちていると思います。
やっと授かった命。
狭き門を無事に通り抜けたつもりでも、妊娠が目標だったわけではないですし
私と主人の年齢やこれからの家族の暮らしを考えても、NIPTを受けようと思いました。
ポイント
NIPTとは「おなかの赤ちゃんの検査」。
妊婦さんの血液に存在する胎児DNAを測定してお腹にいる赤ちゃんの染色体数異常を調べる検査で通常染色体数異常(ダウン症・18トリソミー・13トリソミー)を調べることができます。NIPTはお母さんの腕からの採血で検査ができるため、流産のリスクがなく安全な検査と言われています。
実際に検査を受けた病院とは
当初、ネットで調べて ヒロクリニック という病院で検査を受けようと思っていました。
こちらの病院は疑問に思ったことはほぼHPに記載があったこと、駅前で完全予約制であったので時間もスムーズに受けられそうなことなどが選んだ大きな理由でした。
ただ気がかりなのは金額設定がとても高額だったことと、たくさんの口コミの中に不安なことも書いてあったこと。
それと、非認証施設だったことです。
NIPTをおこなうことができる施設には「認証施設(認可施設・認定施設)」と「非認証施設(無認可施設・認可外施設・非認定施設)」の2つがあります。私の通っていた産院では非認証施設での検査を推奨していませんでした。
NIPT(新型出生前診断)の認証施設とは日本医学連合会が認証(認可・認定)したNIPT(新型出生前診断)検査施設のことです。 認証を受けるためには、NIPT(新型出生前診断)を含め出生前診断に精通した臨床遺伝専門医が在籍し、専門外来を設けていることなどの条件をクリア必要があります。
https://www.hiro-clinic.or.jp/nipt/licensed-facility/#:~:text=NIPT
非認証施設は、違法施設ではありません。
ヒロクリニックは検査体制もしっかりしていそうだし、NIPTを専門としたクリニック。
ただどうしても予約した後も気にかかってしまい他の病院も調べて結果的にはべつの病院で検査を受けることにしました。
私が最終的に検査を受けた病院は【認証施設】でもある 錦糸町駅前レディースクリニック。
こちらは費用面でもかなり良心的でした。
また大きなポイントは
万が一NIPTで陽性判定がでた場合はこの病院で無料で羊水検査を実施し確定診断までしてくれること。
改めて知らない病院に行くよりしっかりとお話をした先生に対応してもらえるのは一つの安心材料でした。
当日の検査の流れ
当日は私もちょっと緊張して不安だったこともあり、旦那さんも一緒に病院へ行ってくれました。
錦糸町駅前レディースクリニックは駅直結ビル内なので、駅でてエレベーターで上がってすぐの病院。
Googleマップをみても逆方向へ進んでしまうことがある私にはありがたい!
また12週とはいえまだまだつわりが収まっていなかったし初夏の暑い時期なので
なんにせよ駅直結は本当によかったです。
- 予約の5分間には病院に到着
- 受付で問診票の記入(体外受精の場合採卵の日付を記入する欄がありました)
- 記入後スムーズに診察室へ旦那さんと一緒に入室
- 院長先生から検査についてお話&心配点や疑問質問(約20~30分程度しっかり時間を取ってくれました)
- 検査前のエコーで赤ちゃんの確認
- 一旦退出
- 血液検査
- 会計
正直、ネット等でかなり事前にいろいろ調べてはいきました。
でも最終的に先生にしっかり確認ができたことで安心感はありました。
またこの病院ではHPでも「12~16週での検査をお勧め」してくれています。
この記載が母体や検査を受ける夫婦にとても寄り添ってくれている内容であり
この病院がいいな、と思えた理由でもあります。
理由その1
10週台で検査を受けて、2週間後結果が陽性となった場合、確定診断である羊水検査ができる16週まで1ヶ月ほど待たないといけません。
羊水検査の結果が出るまでの期間は非常に不安が強く、検査を受けたご本人とご家族にとっては辛い時期ではないかと考えます。
なので、あまり早い時期より12週頃が良いのではないかと考えます。
もちろん早く検査を受けて安心したい方であれば10週から検査をお受けする事は可能です。
確定診断には絨毛検査もありますが、絨毛検査は流産リスクが羊水検査よりも高く、実施する施設も非常に少ないのが現状です。
また胎盤モザイクも稀にあるため、羊水検査よりは正確性が少し低いとも言えますので、当院では確定診断として羊水検査を勧めます。理由その2
12週未満の妊娠はまだまだ自然流産のリスクが高いと言えます。
実は多くの染色体異常の胎児は12週前に流産する事が多いと言われています。
10~11週で検査を受けて結果が12~13週頃出るとすると、もしかしたら結果がでた頃には胎児は心拍がなくなっていた事もあります。
高価な検査なので、なるべくこのような事は避けたいところです。理由その3
17週以降に検査を受けると結果が出るのが19週頃になります。
https://kinshicho-ladies.com/nipt/about.html
もし陽性判定となったら羊水検査を受ける必要がありますが、羊水検査の結果は2~3週間かかる場合があります。
日本では法律的に妊娠22週0日からは如何なる理由でも妊娠を諦める事ができません。
逆算すると17週以降で検査を受けると時間的余裕がほとんどなく、確定診断がついた時点ではもう22週を超えている可能性もあります。
上記理由から当院では12~16週頃の検査をお勧めします。
検査はとてもスムーズでした。
エコーもしっかりとみていただけ首のむくみなど今時点で心配な点はないとしてくれたうえで、血液検査へ進みました。
検査結果はちょうど検査機関のお休みとかぶってしまい、通常より日数がかかるとのことで約2週間後。
NIPT検査結果が出ました
ドキドキ緊張して迎えた検査結果当日。
落ち着かせるために少し早めに現地へ行きランチを食べてから病院へ向かいました。
陰性!
検査結果は無事に陰性!!!本当にほっとしました。
正直万が一何かあれば今回飽きらめるつもりでいました。
もし障害があったら・・・と考えるとどうしても産む決断は取れそうもありませんでした。
子どもたちの未来に負担をかけたくない
今の生活を失いたくない
理由は色々あるけれど、私たちには無理だろうと思いました。
もちろん生まれてからわかる障害や病気だってたくさんあります。
それはしっかりと受け止めてできる限りのことをしなくてはいけないし、自分を犠牲にしてでもするつもりでいます。
だた、避けて通れるものなら避けたいと思ってしまったのが事実です。
産みたくても産めない。
高齢で何とかさずかった命だけど、ほかにも子どもがいる中では選べない選択でした・・・。
現在14週になりました。
もうすぐ安定期。。。
やっと、安心して赤ちゃんを楽しみにしている自分がいます。